夜景遺産認定地
おぐにまち ひかりとしぜんのきょうえん(なべがたき・しもじょうだき・なべかまだき・しもじょうのおおいちょう)
小国町 光と自然の競演(鍋ヶ滝・下城滝・鍋釜滝・下城の大イチョウ)観光名所が随所に点在している熊本県阿蘇郡小国町。その中でも特に注目されている場所が、鍋ヶ滝(なべがたき)、下城滝(しもじょうだき)、鍋釜滝(なべかまだき)、そして下城の大イチョウだ。各所では時期を変えながらLEDライトアップを行い、町全体としての魅力を効果的にアピールしている。
四季折々の豊かな自然と神秘的な雰囲気が融合した観光名所が随所に点在している熊本県阿蘇郡小国町。その中でも特に注目されている場所が、鍋ヶ滝(なべがたき)、下城滝(しもじょうだき)、鍋釜滝(なべかまだき)、そして下城の大イチョウだ。各所では時期を変えながらLEDライトアップを行い、町全体としての魅力を効果的にアピールしている。鍋ヶ滝は、幅約20m、高さ約10mのカーテン状の滝で、オーバーツーリズム対策としてweb等での事前予約システムを採用していることでも有名。時間とともに色とデザインが変わる光の筋は、まるで異世界へ転生したような感覚であると人気が高い。ライトアップは不定期に実施。ASOおぐに観光協会のweb-siteなどで確認を。下城滝は、阿蘇五岳を望む場所にあり、約30mの高さから力強く流れ落ちる水流が迫力満点で、光に包まれた水音がハーモニーを奏でるような心地よい時間を提供している。鍋釜滝は、滝壺が鍋や釜の形に似ていることから由来し、透明度の高い水面に宝石のように輝く光景が楽しめる。特に、星空のもと、滝と夜空が一体化したような夜景に出会えることも魅力のひとつだ。また、滝の上に輝く下城の大イチョウは樹齢約1000年を誇るシンボル的存在。秋は黄金色に染まった葉がLEDによってライトアップされ、下城滝や鍋釜滝のライトアップと見事にコラボレーション。これら光の演出は人口6,400人ほどの町で町役場、地元住民が協力し合いながら実施されている。ライトアップの規模や一施設という括りに捉われず、相乗効果を生み出す官民一体の夜景観光的取り組みこそが、町の魅力であり、日本夜景遺産の新しい価値基準として評価された。