夜景遺産認定地
ずいほうでん
瑞鳳殿夏は伝統的な七夕飾りの展示や竹灯籠による境内のライトアップ、秋の紅葉シーズンは、和傘などのインスタレーションと共に紅葉のライトアップが行われる。夏の青々しくも涼しげな色彩、紅葉の赤や黄色に染まった木々など、建物の背景に季節毎の絵作りによって情緒あふれる光景が広がる。
仙台市青葉区に位置。1637年に建立された霊廟で、仙台藩初代藩主・伊達政宗公が眠る場所。周囲は自然豊かな森林に囲まれ、政宗が自らの死後の安置場所としてこの地を選んだと言われている。日本の歴史的建造物として、桃山風の絢爛豪華な装飾が施された建築美が特徴。1945年の仙台空襲により一度焼失したが、1979年に市民の努力によって再建。以後、2001年には改修が行われ、現在は創建当時の姿に近い形で残されている。静謐な雰囲気と歴史の重みを感じさせる瑞鳳殿は夏と秋にライトアップを実施。夏は伝統的な七夕飾りの展示や竹灯籠による境内のライトアップ、秋の紅葉シーズンは、和傘などのインスタレーションと共に紅葉のライトアップが行われる。夏の青々しくも涼しげな色彩、紅葉の赤や黄色に染まった木々など、建物の背景に季節毎の絵作りによって情緒あふれる光景が広がる。何より瑞鳳殿の装飾が雅で艶やかに光り輝く姿は、来場者を釘付けにしてやまない。また、冬の期間は雪に覆われた瑞鳳殿が青白い光に照らされ、荘厳で神秘的な雰囲気を醸し出す。時代を越えた異世界に足を踏み入れたかのような感覚だ。ライトアップは歴史的建造物の価値を映し出すだけでなく、四季折々の美しい風景として訪れる人々に深い感動を与え続けている。