夜景遺産認定地
きたきゅうしゅうこうじょうやけいくるーず
北九州工場夜景クルーズかつて“鉄の街”として日本の産業を支えた都市である北九州市は、その歴史的背景もありながら現在は全国屈指の工場夜景を有する観光都市として注目を集めている。
福岡県北九州市の海岸沿いに広がる全国屈指の産業都市を舞台に、あまたの工場群を船上から楽しめる夜間の観光クルージング。毎週土曜日と日曜日、小倉港や門司港から出航し、響灘や洞海湾などを巡航する。北九州市はかつて“鉄の街”として日本の産業を支えた都市であり、その歴史的背景もありながら現在は全国屈指の工場夜景を有する観光都市として注目を集めている。全国には様々な工場夜景が存在するが、北九州は製鉄所をはじめとしたダイナミックな夜景が特徴だ。小倉港発のルートでは、日本製鉄の工場や建屋がナトリウム灯によって照らされた陰影の深い夜景に出会える。その後、ダイナミックな真紅の若戸大橋ライトアップを潜り抜けて洞海湾へ進む。洞海湾沿いには三菱ケミカル等の化学工場系プラント群が眩い光で、これぞ「工場夜景」という魅力を解き放つ。工場の機能美を追求した不規則な作業灯は水面に照らし出される。若戸大橋を抜けてから工場プラントが出現するまでは闇の世界が続き、それはまるで地球を抜けて真っ暗な宇宙空間を彷徨っているような感覚だ。また何より、「日本新三大夜景都市」にも選ばれた同市が誇る、「夜景ナビゲーター」が語り部として楽しませることもツアーの魅力。北九州工場夜景クルーズは、美しさと力強さを併せ持つ唯一無二の価値である。地元はもちろん、全国から訪れる観光客にも高く評価されており、川崎、四日市に次ぐ日本夜景遺産としての工場夜景に認定された。