夜景遺産認定地
ごてんばこうげん ときのすみかいるみねーしょん「ひかりのすみか」
御殿場高原 時之栖イルミネーション「ひかりのすみか」光の大トンネルはイルミネーション業界では元祖的存在とも言われ、300mを超える規模感と光の密度がもたらす圧巻の光景。「王宮の丘」で行われる噴水レーザーショーは「ヴェルサイユの光」というテーマのもと、優雅でダイナミックな音と光と水のショーが繰り広げられている。
静岡県御殿場市に位置する複合リゾート施設。富士山の麓に広がる自然豊かな環境で、複数の宿泊施設や温泉施設、サッカー場やアクティビティ等のレジャー、地ビールや様々な地元グルメが堪能できる。広さは東京ドームおよそ7個分に相当する約9万8千坪にも及ぶ。富士山を望む絶景露天風呂は人気が高く、年間を通じて家族連れやカップル、友人同士など、訪れる客層も幅広い。様々なアクティビティやイベントが楽しめる中、特に注目を集めているのが毎年10月中旬から翌年3月初旬に開催される日本有数のイルミネーションイベント「ひかりのすみか」だ。園内敷地が無料エリア、有料エリアに分かれ、各エリアで多彩なテーマと共に光の演出が施されている。大きな見どころのひとつが無料エリアの光の大トンネル。同施設の光のトンネルはイルミネーション業界では元祖的存在とも言われ、300mを超える規模感と光の密度がもたらす圧巻の光景に毎年訪れるファンも多い。さらに有料エリア「王宮の丘」で行われる噴水レーザーショーも人気が高い。「ヴェルサイユの光」というテーマのもと、優雅でダイナミックな音と光と水のショーが繰り広げられている。2023年には富士山をテーマに各エリアで大幅なリニューアルを行い、夜空に舞い上がる無数のランタンやMR(複合現実)を用いた仕掛けなどが新たに登場した。冬の風物詩として日本のイルミネーションイベントを牽引する歴史的価値と共に、新たな取り組みを始めた挑戦の心が評価され、後世に残すべき日本夜景遺産として認定された。