夜景遺産認定地
こうちじょう
高知城天守閣は3層5階建てで、最上階からは高知市内を一望でき、大阪城、高田城と共に「日本三大夜城(さんだいやじょう)」にも選ばれている。城の夜間ライトアップは、天守閣や石垣が暗闇の中に浮かび上がりながら各所で映し出される陰影が、城の荘厳かつ優雅で落ち着いた雰囲気を醸し出している。
高知県高知市に所在する日本の名城として、その歴史や美しい景観から国内外の観光客に愛されている。1601年、土佐藩初代藩主・山内一豊が築城を開始し、約10年をかけて完成した。貴重な天守が現存している12城のひとつで、天守閣を含む本丸の建物が江戸時代の姿を今に伝えている。天守閣は3層5階建てで、最上階からは高知市内を一望でき、大阪城、高田城と共に「日本三大夜城(さんだいやじょう)」にも選ばれている。城の夜間ライトアップは、天守閣や石垣が暗闇の中に浮かび上がりながら各所で映し出される陰影が、城の荘厳かつ優雅で落ち着いた雰囲気を醸し出している。城のライトアップもさることながら、夜間イベントの実施も魅力のひとつである。春は高知城を彩る「高知城花回廊」。追手門から天守閣までのメイン通路に飾り付けられた生け花などのライトアップや灯篭の設置など、会場全体を情感豊かに彩る。冬はプロジェクションマッピングや音楽に合わせたライティングショーなど、光の技術を駆使した演出が実施され、過去と現代が融合した新しい魅力づくりに取り組んでいる。これまでの夜景観光を通じたおもてなし精神の成果が評価され、日本夜景遺産にも選ばれた。