夜景遺産認定地
べっぷたわーらいとあっぷ
別府タワー ライトアップ大分県別府市の観光タワーで、その美しい電波塔の佇まいは地域のシンボルとして市民や観光客に親しまれている。360度の景色を一望できる、夜景としての素晴らしさと共に、外観のライトアップが魅力だ。LED照明によって照射されたタワー全体が季節やイベントに合わせてプログラムされ、カラフルなグラデーションの光が武骨な鉄塔に柔らかな彩りを与えている。
大分県別府市の観光タワーで「別府温泉観光産業大博覧会」の目玉施設としての建設構想に基づき、日本で三番目となる1957年に完成した。設計は東京タワー、MIRAI TOWER(旧名古屋テレビ塔)、通天閣、さっぽろテレビ塔、博多ポートタワー(通称:タワー六兄弟)など数々を生み出した内藤多仲氏により手掛けられた。その美しい電波塔の佇まいは地域のシンボルとして市民や観光客に親しまれている。現在のタワーの高さは100m、展望台は55mに位置。2023年1月に65周年記念事業の大規模改修工事が実施された。展望台内装や外壁塗装など全体が改装され、タワーの高さが避雷針の付け替えにより90mから100mへと変更された。展望台からは360度の景色を一望でき、海は別府湾、山は鶴見岳、別府市街地の美夜景が広がっている。夜景としての素晴らしさは去ることながら、本認定に至った特筆すべき魅力は外観のライトアップだ。以前はアサヒビールと描かれたレトロなネオン広告が特徴であったが、改修後はタワー全体がLED照明によって照射。これにより主塔が季節やイベントに合わせてプログラムされ、カラフルなグラデーションの光が武骨な鉄塔に柔らかな彩りを与えている。またライトアップは1日1組限定で個人や企業・団体に貸し出しを実施。本ブランドの認定条件としても相応しく、夜景観光への取り組みとしても斬新で、今後もさらなる積極的な取り組みが注目されている。