夜景遺産認定地
くらしきびかんちく
倉敷美観地区岡山県倉敷市に位置する倉敷美観地区は歴史あるエリアで、江戸時代から昭和までの風情と伝統的な町並みが保存されており、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている。夜が訪れると、町並みや建造物への雅なライトアップによって建物の美しい木造構造や白壁が陰影と共に際立ち、古い町並みがより歴史の重み漂う景観へと変化する。
岡山県倉敷市に位置する倉敷美観地区は歴史あるエリアで、江戸時代から昭和までの風情と伝統的な町並みが保存されている。国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、その美しい景観や保存された歴史的建造物を求めて世界各国から人々が集う一大観光地だ。倉敷川沿いに江戸時代の風情を感じる白壁と黒瓦の民家や商家が並び、そこには「帆布」「ジーンズ」など倉敷ならではの特産品を扱うブランドショップや、町家を改装したカフェなどが軒を連ねている。他にも「大原美術館」「倉敷アイビースクエア」などの文化施設も多い。夜が訪れると、町並みや建造物への雅なライトアップによって建物の美しい木造構造や白壁が陰影と共に際立ち、古い町並みがより歴史の重み漂う景観へと変化。ライトアップは倉敷川の水面も反射することで幻想的な光景を生み出し、橋からの眺める夜の風情を演出する。また、対象宿泊施設では、宿泊者限定で昔ながらの提灯の貸し出しも行われ、まち歩きを楽しめる粋な体験演出も実施。さらに時期により、ライトアップ以外にもイルミネーションなどのイベントも行われ、賑やかな雰囲気が楽しめる。本認定では、夜の景観的魅力だけではなく、歴史や文化を後世へと伝えるべく夜景観光への積極的な活用という点が評価された。