夜景遺産認定地
すいごういたこあやめえんらいとあっぷ
水郷潮来あやめ園ライトアップ茨城県潮来市の広大な湿地帯や川沿いに位置する一大観光名所。5月下旬から6月下旬にかけては、一面に広がるあやめの花海が圧巻の光景。同園では開花の時期に合わせて「水郷潮来あやめまつり」が開催され、夜間はライトアップイベントを実施。幾重にも重なるあやめの色と光の饗宴は、昼間とは異なる非日常で幻想的な夜景を楽しむことができる。
茨城県潮来市の川沿いに位置する一大観光名所。1.3ヘクタールの広大な園内には約500種、100万株のあやめ(花菖蒲)が咲き誇り、毎年6月頃には見事な風景で来場者を魅了している。日本の伝統的な花であるあやめ(花菖蒲)は“美”と“風雅”を象徴していると言われ、白や紫色を中心に様々な色彩や品種はもちろん、その花々が水面に映り込む様子なども楽しめる。特にあやめ(花菖蒲)が満開に咲き誇る5月下旬から6月下旬にかけては、一面に広がるあやめ(花菖蒲)の花海が圧巻の光景だ。同園では開花の時期に合わせて「水郷潮来あやめまつり」が開催され、夜間はライトアップイベントも実施。あやめの色彩を際立たせる白色光や、アーチ橋にかけられた温かみのある暖色系の提灯の明かりによって、自然環境と調和させながらも来場者が癒しを感じられるような光の装飾で包み込む。幾重にも重なるあやめ(花菖蒲)の色と光の饗宴は、昼間とは異なる非日常で幻想的な夜景を楽しむことができる。また、かつて水郷地方で重要な交通手段であった手漕ぎ舟に乗ってゆったりと前川を巡る「ろ舟遊覧」や、昭和30年代頃までおこなわれていた風習を再現した「嫁入り舟」の運航などのイベントも水郷ならではの夜景の楽しみ方と言えるだろう。江戸時代から愛され続けてきた日本ならではの花を活用したライトアップは珍しく、日本夜景遺産に相応しいイベントとして票を集めた。