夜景遺産認定地
かごしまけんちょう てんぼうろびー
鹿児島県庁 展望ロビー眺望は昼夜問わず見事な景観を誇り、北・南・東に面した各スペースから多彩な夜景鑑賞が楽しめる。
1996年に竣工した鹿児島県庁舎の18階に位置する展望ロビー。市内のランドマーク的な存在で、県民に親しまれる庁舎を目指して展望ロビーは無料開放されている。直通シースルーエレベータで約93mの高さまで上ると全面ガラス張りの絶景空間にたどり着く。2022年には、コワーキングスペース「かごゆいテラス」が設置された。さて、眺望は昼夜問わず見事な景観を誇り、北・南・東に面した各スペースから多彩な夜景鑑賞が楽しめる。北側は眼下に望む鴨池公園や北西に広がる鹿児島中央駅周辺の密集した市街光が見どころだ。南側は港湾施設「マリンポート」に世界の大型客船が入港する見応えも十分である。そして東側は市民や観光客からも人気の高い鹿児島のシンボリック夜景だ。街明かりの先には錦江湾とうっすらと桜島が浮かび上がる。満月の日を迎えると桜島のシルエットを際立たせながら海上に月光の道が出現し、桜島と鹿児島市街が結ばれた奇跡のような夜景へと変化。月の光と桜島の陰影が魅せる幻想的なシーンを求めて訪れるファンも多い。