夜景遺産認定地
かざがしらこうえん
風頭公園眼下には長崎駅周辺の市街光、遠方には女神大橋や稲佐山鉄塔のライトアップ、長崎港を中心としたすり鉢状の地形に広がる道路照明や住宅の微細な光粒が展開する。
長崎市内にある標高151.9mの風頭山に整備された憩いの公園。春の桜や初夏の紫陽花など、花の観光名所として市民に広く知られている。園内には幕末の英雄「坂本龍馬像」や司馬遼太郎作「竜馬がゆく」の文学碑、立ち姿の龍馬を撮影した日本初の職業カメラマン「上野彦馬」の墓などが点在し、龍馬ファン巡礼の地としても有名だ。長崎のハタ(凧)資料館が歴史探訪路の一部になっている。夜間は無料駐車場が完備。龍馬像のある展望台や芝生広場など、園内のあちこちで夜景が鑑賞可能。眼下には長崎駅周辺の市街光、遠方には女神大橋や稲佐山鉄塔のライトアップ、長崎港を中心としたすり鉢状の地形に広がる道路照明や住宅の微細な光粒が展開する。長崎市内に多く存在する夜景スポットの中でも稲佐山や鍋冠山より標高は低い。その分、市街地や丘陵部の住宅など明かりとの距離感が近い生活感溢れる夜景が楽しめるのだ。そのほか風頭公園は市内の東側に位置するため、日の入り前は女神大橋方面に夕日が楽しめる。夕景から夜景へと移りゆくシークエンスの美しさも人気が高い。