夜景遺産認定地
ヤマガトウロウロマン・ヒャッカヒャクサイ
山鹿灯籠浪漫・百華百彩「郷土の魅力を伝えたい!」というコンセプトを掲げた地元商店街や住民、学生、自治体の職員等、地域の人々の共同作業によって創り上げられる「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」。演出は風情溢れる豊前街道の町並みに和傘と竹を使用したオブジェが鮮やかに彩られ、幻想的な世界を演出している。
山鹿市は熊本県北部に位置し、1000年以上の歴史を誇る「山鹿温泉」や毎年8月に催される「山鹿灯籠まつり」が全国的にも有名な場所。またこの地は古くから和傘の一大産地として知られ、かつては宿場町としても栄えていた。2002年、歴史的な風景を蘇らせる賑やかな祭りを開催したいという想いから「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」が誕生。同イベントは「郷土の魅力を伝えたい!」というコンセプトを掲げた地元商店街や住民、学生、自治体の職員等、地域の人々の共同作業によって創り上げられている。演出は風情溢れる豊前街道の町並みに和傘と竹を使用したオブジェが鮮やかに彩られ、幻想的な世界を演出するもの。竹の切り出しから加工、塗装、設置まで全てボランティアの手作りによって行われている。街並みを彩る灯りは和傘と電球、竹筒とロウソクというシンプルな組み合わせでありながら、過去の風景にタイムトリップしたかのような情緒溢れる夜景を見事に創出。また、国指定重要文化財の芝居小屋・八千代座では「山鹿風情物語」と題し、山鹿太鼓と山鹿灯籠踊りの共演が催される。夜の風景と優美な踊りが共演する日本の伝統美を求め、毎年多くのカメラ愛好家も訪れるほどの人気イベントとなっている。