夜景遺産認定地
ビホクイルミ
備北イルミ庄原市に位置する国営公園で1995年の開園当初から始まったウインターイルミネーションは、20年以上の歴史を誇る冬の定番風物詩。約70万球の電球を使用し、豊かな自然が最大限に活かされた光演出が人気を集めている。
1995年に開園した、庄原市に位置する国営公園。面積340haの広大な敷地は、花畑やキャンプ場、森林エリア等、大きく8つのエリアに分かれている。春はスイセンや桜、夏はヒマワリ、秋はコスモス、冬は牡丹と、季節ごとに咲く色鮮やかな花々が鑑賞可能だ。イベントの催しも多く、国営公園としては珍しい神楽公演も楽しめる。開園当初から始まったウインターイルミネーションは、20年以上の歴史を誇る冬の定番風物詩だ。約70万球の電球を使用し、豊かな自然が最大限に活かされた光演出が人気を集める。2019年の全体テーマは「Wa」。光を通じて笑顔がつながり、美しい心を育むという思いが込められた。園内は3つの主要エリアに分かれ、中の広場は「新時代」、ひばの里は「令和」、花の広場は「The Sky」と各演出テーマを掲げて様々な演出を実施。中の広場では高さ11mの「シンボルツリー」や樹木1本1本に装飾された「光る森」、広島カープのパネルが設置されたフォトスポットなど、フォトジェニックな撮影ポイントが多い。ひばの里では令和の語源である万葉集「梅花の歌」をイメージした舞台や「令月」の明かり等、和の情緒的な光舞台が広がる。一方、花の広場は雰囲気がガラッと変化。10台のサーチライトと大迫力なサウンドによる光のファンタジーショー「Sky Illumination」が備北の夜空を豪華に彩る。その他、園内を巡るイルミネーショントレインの運行や地元アーティストが出演する音楽ステージ等、同時開催イベントも多い。水上から丘陵、夜空まで空間全体を光で立体的に彩るイベントを日本夜景遺産として認定した。