夜景遺産認定地
ユウシエンイルミネーション
由志園イルミネーション島根県内最大級の庭園として、敷地面積約1万2千坪を誇る同園では、新たな庭園文化の創造を目指し、秋と冬にテーマを変えながら、ふたつのイルミネーションイベントを開催。最新技術を活用しながらも和の心を重んじる二大イベントを対象に夜景遺産認定となった。
島根県と鳥取県の県境・中海(なかうみ)という湖に浮かぶ大根島。その風光明媚な島内に造られた池泉廻遊式日本庭園が由志園である。かつて松江藩主・松平不昧公が“茶の湯文化”を根付かせた土地であることから、「和」「寂」「趣」「彩」をコンセプトに造成を開始。現在は県内最大級の庭園として、敷地面積は約1万2千坪を誇る。250年以上前から牡丹と高麗人参の栽培が行われ、牡丹苗の生産数は日本一。四季折々の花と緑が豊かな観光名所として、多くの人々に愛されている。同園では新たな庭園文化の創造を目指し、秋と冬にテーマを変えながら、ふたつのイルミネーションイベントを開催。2019年夏のテーマは「竹取物語」。最新LEDによる「デジタル竹林」や「白糸の滝イルミネーション」等、納涼感溢れる演出が充実している。イルミネーションとプロジェクションマッピングが共演する光のショーも貴重な存在だ。冬はウィンターイルミネーション「黄金の島ジパング」を開催。中国地方最大級のLED約130万球を用いて園内が7つの光演出で彩られ、昼の趣とは異なるカラフルに創出された景観が好評を博している。特に、高さ10mの絵巻物「出雲富士と千坪の藤棚」や中四国最大級「光ファイバー水中花イルミネーション」等、見どころ満載だ。今回、最新技術を活用しながらも和の心を重んじる二大イベントを対象に認定となった。