夜景遺産認定地
コクエイヒタチカイヒンコウエン コキアライトアップ
国営ひたち海浜公園 コキアライトアップ毎年8月下旬の約10日間開催されるコキアライトアップでは、約32,000本のコキアがLEDで照射された光景が広がる。期間中は噴水ライトアップ演出、ひょうたんランプの展示、音楽ステージ等も開催。夜間の鑑賞対象としてコキア自体の価値を高めた全国でも稀なイベント。
茨城県ひたちなか市にある国営公園で、開園面積は約215haに及ぶ。園内は7つのエリアに分かれ、花畑や遊園地、アスレチック、バーベキュー、スポーツ、ピクニック等、様々な楽しみ方が可能だ。春はネモフィラやスイセン、チューリップ、夏はヒマワリやジニア、秋はコキアやコスモス、冬のアイスチューリップなど、四季折々の花が楽しめる。なかでも注目は、みはらしの丘に咲き乱れる春のネモフィラと秋のコキアだ。2013年、絶景ブームの火付け役として、青いネモフィラが丘一面に咲き誇り、花と空と海の青が溶け合う風景が日本中から注目を浴びた。秋には丸く可愛らしい形状や真っ赤に染まるコキアの絶景がSNSを通じて一躍人気に。コキアのライトアップイベントも同年に初開催。毎年8月下旬の約10日間、約32,000本のコキアがLEDで照射された光景が広がる。目立つ花は咲かないコキアだが、光によって緑の魅力を引き出され、新たな夜の絶景として生まれ変わった。2019年は「FINE(元気)」をテーマに「宇宙・恋・愛・花・ヒーロー」という計50分の壮大なライティングショーを実施。曲に合わせてサーチライトが夜空を舞う景観は迫力に満ちている。また期間中は噴水ライトアップ演出、ひょうたんランプの展示、音楽ステージ等も開催。コキア自体を雄大かつ夜間の鑑賞対象として価値を高めた同イベントは、全国でも稀な存在だ。