夜景遺産認定地
フクロダノタキライトアップ「ダイゴライト」
袋田の滝ライトアップ「大子来人〜ダイゴライト〜」滝を望む「第一観瀑台」、高さの異なる「第二観瀑台」の各デッキ、「つり橋」、滝へ向かう「光のトンネル」等、様々な場所でライトアップが楽しめる。光・影・滝が三位一体で競演する癒しの空間は大子町の秋冬の風物詩として定着している。
「日本三名瀑」のひとつに数えられる国名勝・袋田の滝。久慈川支流の滝川上流に位置し、高さ120m、幅73mの大きさを誇る。別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、滝の流れが大岩壁を四段に落下することから名付けられた。一方、西行法師が訪れた際に「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」という逸話から名付けられた説もある。新芽吹く木々の緑に囲まれる春、滝のしぶきと水音が心地よい夏、岩壁を紅葉で艶やかに染める秋、厳しい寒さに包まれる白銀の冬と、その表情は四季折々だ。冬の寒さで滝が凍結して創出された姿は「氷瀑」と呼ばれ、毎年11月〜1月頃にはライトアップイベント「大子来人〜ダイゴライト〜」を開催。ライトアップは袋田の滝の特長を生かし、「荘厳」「無彩色」「立体感」がテーマだ。滝を望む「第一観瀑台」では眼前に雄大な滝のライトアップが出現。多色を使用せず、白一色で照射されていることで水流をより際立たせ、その姿は特大キャンバスに描かれた墨絵さながら。その荘厳な光景は、高さの異なる「第二観瀑台」の各デッキ、「つり橋」等、様々な場所から鑑賞可能だ。また、滝へ向かう「光のトンネル」は年毎のテーマにあわせ装飾され、光の万華鏡のように神秘的な世界を展開する。1999年の初開催から徐々にファンを増やし続け、現在では観光バスが訪れるほどの人気イベントに成長。光・影・滝が三位一体で競演する癒しの空間は大子町の秋冬の風物詩として定着している。