夜景遺産認定地
ヒロサキコウエン ヨザクラライトアップ
弘前公園 夜桜ライトアップ高遠城址公園や吉野山と並び「日本三大桜の名所」とも称され、毎年4月下旬〜5月上旬には200万人を超える人々が訪れる「弘前さくらまつり」。夜景を満喫できるスポットは園内多岐にわたり、日本の「夜桜夜景」を後世へ伝えゆく貴重なイベントである。
弘前市の中心部に位置し、総面積が約49万2,000平米にも及ぶ広大な公園。その敷地は、弘前藩10万石を治めた津軽家代々の「弘前城」が基になっている。園内には天守、櫓、城門など国重要文化財に指定された建造物が数多く存在し、櫓・城門は築城時より維持されている。弘前城は弘前藩初代藩主・津軽為信により築城が計画され、2代目藩主・津軽信枚の代に完成。初代天守は落雷での消失や9代目寧親による天守再建など歴史を乗り越えながらも、東北唯一の現存天守として根強い人気を誇っている。現在、弘前城本丸の石垣修復工事により仮の天守台が設置。城郭としての魅力もある一方、今回、「夜桜ライトアップ」が新たな日本夜景遺産に認定された。長野県・高遠城址公園や奈良県・吉野山と並び「日本三大桜の名所」とも称され、毎年4月下旬〜5月上旬には200万人を超える人々が訪れる「弘前さくらまつり」を開催。園内には52種・約2600本の桜が咲き乱れ、そのうち樹齢100年を越えるソメイヨシノが400本以上あり、世界中から観光客が訪れるほどの認知度を誇る。夜景遺産事務局では1916年に始まった「夜桜見物」という歴史的な価値も高く評価した。多彩な魅力に溢れながらも人気が高いスポットのひとつが、西濠の桜を望む「春陽橋」だ。湾曲しながら伸びゆく濠の両岸はライトアップされた桜で埋め尽くされ、水鏡への映り込みで輝きが増し、ダイナミックな景観を目の前に映し出す。圧倒的なインパクトと美麗な光景はカメラを構えずにはいられないほど。他にも「桜のトンネル」や「弘前城天守ライトアップ」など、夜景を満喫できるスポットは園内多岐にわたり、日本の「夜桜夜景」を後世へ伝えゆく貴重なイベントである。