夜景遺産認定地
わしゅうざんすかいらいん
鷲羽山スカイライン水島展望台からは、倉敷市街地、水島港湾岸沿いに立ち並ぶ水島コンビナートが一望できる。
倉敷市の南部を通る一般県道で、全長約18kmの鷲羽山公園線(旧鷲羽山スカイライン)。鷲羽山スカイラインはかつて有料道路だったが、1995年4月より無料開放され、名称変更された後も同路線の愛称として使用されている。瀬戸内海から水島の工業地帯まで続き、視界が広がる場所からは素晴らしい景色を眺めることが出来るが、安全を考慮し、水島展望台に車を停めて鑑賞することをお勧めする。水島展望台からは、倉敷市街地、水島港湾岸沿いに立ち並ぶ水島コンビナートが一望できる。水島コンビナートは2546haの広さに約230の事業所が立ち並ぶ工業地帯で、全国有数の規模を誇る。日が暮れ始めると、眼下には無数の光が浮かび上がり、大迫力の工場夜景が現れる。ルビーのような赤々とした航空障害灯やオレンジサファイア、エメラルド、ダイアモンドのように輝く設備灯などが広大な敷地を埋め尽くす煌めく光景は宝石箱に例えられるほど。大小様々な煙突からは白煙が立ち昇り、休むことなく稼働し続ける様は、まるで不夜城のよう。水島港の港湾貨物取扱量は日本トップクラスで、国内外から年間30,000隻を超える様々な船が入港する。夜景と共に、行き交い岸壁に係留された船舶の船灯りも加わりさらに魅力を増す。