夜景遺産認定地
はちめんざん
八面山八面山は大分県中津市三光地区の南部にそびえる標高659mの卓状溶岩台地で、中津市の中心市街地からは10kmほどの距離に位置する。中津市を代表するシンボルであり、その名称は四方八方どの方向から見てもほぼ同じ形に見えることから「八面山」の名がついたとされる。
八面山は大分県中津市三光地区の南部にそびえる標高659mの卓状溶岩台地で、中津市の中心市街地からは10kmほどの距離に位置する。中津市を代表するシンボルであり、その名称は四方八方どの方向から見てもほぼ同じ形に見えることから「八面山」の名がついたとされる。また、地元では「箭山(ややま)」とも呼ばれている。市民の八面山に対するその愛着や想いは強く、中津出身者が帰郷の際、車窓から八面山が視野に入ると故郷に帰ってきたという安堵感で涙するほどで、朝夕仰いで暮らしてきた市民にとって「母なる山」でもある。また、市内各学校の校歌には「八面山」「箭山」が謳われており、子供のころから「八面山」を仰いでいる。日中は、展望台から宇佐市、福岡県行橋市・豊前市・築上郡、さらに天気の良い日であれば北九州市・山口県山陽小野田市・宇部市を望める。山頂部からは大分県別府市鶴見岳や由布市由布岳などが望め、その広い眺望を求めてハイキングに訪れる人は多い。 一方、夜間も抜群の眺望を誇る夜景名所で、八面山の中腹に建つ宿泊・研修施設「ふるさと回想館 八面山荘」は駐車場もあり、夜景鑑賞に最適な視点場であり、その展望デッキからは、誰でも夜景鑑賞を楽しむことができる。200m近い標高から望むパノラマは、市街地の光群が海岸線に沿って伸びやかに広がっている。また、夜桜ライトアップやイルミネーションなど夜景との競演も魅力のひとつである。