夜景遺産認定地
いけだふゆのおぶじぇ「ゆめらいといるみねーしょん」
池田冬のオブジェ 「夢来人イルミネーション」三好市は徳島県の最西端に位置し、香川県、愛媛県、高知県と接する山間地域。剣山や吉野川等の西日本や四国を代表する山河が揃い、豊かな自然に恵まれている。冬期はJR阿波池田駅前の「へそっ子公園」を舞台にウィンターイベント「池田冬のオブジェ 夢来人イルミネーション」を開催。
三好市は徳島県の最西端に位置し、香川県、愛媛県、高知県と接する山間地域。剣山や吉野川等の西日本や四国を代表する山河が揃い、豊かな自然に恵まれている。「四国のへそ」や「四国で空が最も近い町」として知られ、冬期はJR阿波池田駅前の「へそっ子公園」を舞台にウィンターイベント「池田冬のオブジェ 夢来人イルミネーション」を開催。LEDが現在ほど普及する以前から催されており、20年以上もの歴史がある冬の風物詩となっている。四方が山々に囲まれた広い空を活かし、斬新な演出を実施。みどころのひとつは、イベントステージから観覧席までの上空をイルミネーションで張り巡らし、雲や月のオブジェと共に「空」を表現した劇場型演出だ。ふたつめは、音楽と共に光の物語が始まる、四国では珍しい光と音のショー。「夜空が広がり、雲に包まれ、月が表情を変え、ウサギが現れる」という、牧歌的な風景が周囲に広がる。3つめは、「子どもゴコロ」が光を灯す参加型演出。子どもの特徴を活かした「叫びBOX」という、大きな声で願いを叫ぶと光が灯る仕掛けが登場する。大きなコストをかけた大規模イルミネーションではないながらも、単なる樹木やオブジェの装飾ではない演出型イルミネーションで、夜景観光に街が一体となって積極的に取り組みをみせている。日本夜景遺産として後世に伝えていくべき価値ある観光資源として認定に至った。