夜景遺産認定地
やしまししのれいがん
屋島獅子の霊巌屋島は、江戸時代の初めまで島として存在していた。古代から備讃瀬戸の交通の要であり、飛鳥時代の667年には、白村江の戦後の大陸からの攻めに備えて屋島城(やしまのき)を造ったと日本書紀に記載されている。
屋島は、江戸時代の初めまで島として存在していた。古代から備讃瀬戸の交通の要であり、飛鳥時代の667年には、白村江の戦後の大陸からの攻めに備えて屋島城(やしまのき)を造ったと日本書紀に記載されている。1185年 (元暦2年)には、都を追われた平家軍と源義経率いる源氏軍の源平合戦の舞台となり、現在は瀬戸内海国立公園の一部。展望スポットのひとつである山上の「獅子の霊巌」からの夕陽は、「日本の夕陽100選」にも選ばれており、特に夕焼けから夜景が連続的に見える全国的にも珍しい「ゆうやけい」スポットとして恋人たちに大人気。屋島山上からは、源平の古戦場・壇の浦をはじめ、那須与一の扇の的、平家が船を隠した「船かくし」などの合戦の足跡、「世界の宝石」とも称される多島美を誇る瀬戸内海を見渡せる。また、大型の回遊式水槽やアシカショーを楽しめる「新屋島水族館」や四国八十八ヶ所第84番札所「屋島寺」、麓には、民家を中心とする古建築をテーマにした「四国民家博物館(四国村)」がある。