夜景遺産認定地
はいがみね
灰ヶ峰標高737mは、日本三大夜景の函館山より2倍以上高い独立峰。旧海軍の高角砲台の石積みの上に展望台が建設され、呉市街地を眼下に見渡せる。絶壁眺望系の夜景名所として貴重。道路の明かりが“くれ”の文字に見える。
標高737mの灰ヶ峰は元々砲台があったところがおのずから市民の夜景スポットとして浸透。今や中国地方でも定番の夜景スポットとなっている。展望台からは眼下左に広地区、休山を挟み、右に呉市街地が望める。市街も間近に感じられるダイナミックな景観で、地形的特徴も完全に把握できる。砲台跡をそのまま再利用した展望台の整備状況も良。展望台には気象庁のレーダーがあり、60年代という早い時期からライトアップがなされているが、国の施設でライトアップが行われているのは非常に稀なケースだそうである。光の筋が「くれ」と読めれば、そのカップルは結ばれるという「くれ」文字カップル伝説をアピール中。現在は、パンフレットやHP等への夜景に関する情報の掲載をはじめ、市が推進する蔵本通りの屋台と夜景をセットにした「呉夜景観賞バスツアー」や、夜景を巡る観光タクシーなどを運行している。夜景鑑賞の推進に向けた市の夜景に関する取り組みは、今後の発展を期待させる。