夜景遺産認定地
てんまばし・てんじんばし・なにわばし(なにわさんだいきょうらいとあっぷ)
天満橋・天神橋・難波橋(浪華三大橋ライトアップ)大阪は江戸時代から「なにわの八百八橋」と言われ、昭和58年より「ライトアップ大阪計画」に基づき橋梁のライトアップが実施。
大阪は江戸時代から「なにわの八百八橋」と言われ、1983年より「ライトアップ大阪計画」に基づき橋梁のライトアップが実施。2004年度からは「光のグランドデザイン計画」をふまえ、水辺の回廊における新たな橋梁の夜間演出を創出している。2009年の「水都大阪」では天満橋・天神橋・難波橋の浪華三大橋ライトアップが全て出揃った。「水都大阪」とはライトアップ事業をはじめ水辺の基盤整備等を行うとともに、イベントなどのソフト対策を実施しているもの。2011年、水都大阪推進委員会では市民・府民からの意見をふまえ、2020年までの10年間を計画期間とする「水都大阪水と光のまちづくり構想」を取りまとめた。さらなる水と光のまちづくりの取り組みを広い連携で「オール大阪」の共通理念のもと、大阪の都市力の向上を目指している。三大橋はそれぞれのデザインの特徴を際立たせるため、単調なライトアップを避けて個性的な光の演出が施された。天満橋のライトアップ・コンセプトは「天が満つる光の架け橋」。ガラス発祥の地と言われている天満の歴史を印象付ける天満切子模様を橋の側面に浮かび上がらせ、天満宮の天と星と人の交流を生み出した「星合池」をモチーフに、星の光が川面に写る演出が加えられた。天神橋は「灯りのゆらめき天神橋」のコンセプトのもと、天神祭の灯りをテーマに橋梁側面にオレンジ色の灯りを設置。灯篭をイメージした光で橋梁のエッジを彩るとともに、川面に映る灯りのゆらめきを表現している。パリのセーヌ川に架かるヌフ橋とアレクサンドル3世橋を参考に製作された難波橋は「光が彩る歴史と今の交差難波橋」をコンセプトとして石造りの高欄などを自然な光で際立たせ、南北の橋梁下部を「光のトンネル」として照らし、光により歴史と今が交差するシーンを演出。大阪の未来を担う水辺の夜景として多くの観光客を魅了している。