夜景遺産認定地
おおさかひかりのきょうえん
大阪・光の饗宴大阪市中央公会堂や東洋陶磁美術館、国立国際美術館、フェスティバルホールなどが集まる関西有数の文化発信拠点・中之島を舞台に、光を文化として繰り広げられている。
大阪市中央公会堂や東洋陶磁美術館、国立国際美術館、フェスティバルホールなどが集まる関西有数の文化発信拠点・中之島を舞台に、光を文化として繰り広げられている。中世ヨーロッパで起こった文化芸術・ヒュー マニズム復興運動である“ルネサンス”にちなみ、温かな光で大阪を元気づけ、国際都市・大阪の新しいムーブメントの契機をめざすべく開催している。毎年12月に開催される同イベントは、2003年より始まった。みおつくしプロムナードを舞台にした「中之島イルミネーションストリート」、明治時代に開館した歴史ある大阪府立中之島図書館の正面入口壁面をスクリーンに見立て、大型照明と音楽が一体となった光のパフォーマンス「ウォールタペストリー」等みどころも多い。さらに特筆すべきは、鳥取市やフランスとの連動。単市ではなく、連動型の壮大なイルミネーションとしては日本随一レベルだろう。公園工事も終了し、演出エリアもさらに拡大。2008年度には、中之島の東西に様々な光の演出が広がり、「光のフェスティバルゾーン」「WEST LIGHT PARK」「光の水辺ゾーン」の3つに大別され、“愛と平和と友好のシンボル”としてノルウエーから贈られる「ザ・ワールドリンキングツリー」、木々のイルミネーションや動物のオブジェ等による「リバーサイドパーク」のほか、「イルミネーションジュエリー」「Touch the Light」「スターライトイルミネーション」「クリスタルアーチ」などの演出が展開された。光の水辺ゾーンでは、中之島を囲む堂島川や土佐堀川では、川沿いのイルミネーションを楽しめるナイトクルーズが運行され、水上から楽しむ光のイベントとしての価値を限りなく追求している。周辺ホテルや商業施設との連動も見事。現在は「大阪・光の響宴」におけるプログラムのひとつとして組み込まれている。2018年、開館100周年を迎える大阪市中央公会堂との光のコラボレーションや台湾の元宵節を祝う約1,000個のランタンが昨年に引き続き登場し、大阪の夜空を彩る。