夜景遺産認定地
にほんだいら
日本平静岡県静岡市の駿河区と清水区の境界にあり、標高307メートルの有度山を中心とした丘陵地。約10万年前は単なる平坦地だった場所が隆起により、現在の丘陵地が形成された。
静岡県静岡市の駿河区と清水区の境界にあり、標高307メートルの有度山を中心とした丘陵地。約10万年前は単なる平坦地だった場所が隆起により、現在の丘陵地が形成された。丘陵南域の久能山山腹には徳川家康公ゆかりの久能山東照宮があり、日本平山頂から国宝・久能山東照宮までを日本平ロープウェイが結んでいる。日本有数の観光地として知られ、1950年、毎日新聞の「観光地百選」、1987年、読売新聞「新日本観光地100選」、1959年には国の名勝指定など、これまで数々の観光分野における栄冠を獲得。日本平の名称は、その昔、日本武尊が東征の際、草薙の原で野火の難にあい賊を平定した後、有度山の頂上に登り四方を眺めたという、「日本武尊(やまとたけるのみこと)伝説」に由来。日本平は県内外からの人気が高い有数の夜景スポットとして知られ、その眺望は、眼下に広がる市街地やオレンジ色に煌めく清水港が広がり、遠くは富士山や伊豆半島、北側には南アルプスまで360度の景観が望める。また、夜景視点場の豊富さも認定理由のひとつ。山頂に設けられた「東展望台」や「吟望台」という公共展望台はもちろん、木村拓哉主演のドラマ放送以降、茶畑越しに望む夜景鑑賞を求める人も多く、夜景や花火の鑑賞地としても人気を博す「日本平ホテル」の庭園など、多彩な光景が多くの人々を魅了している。