夜景遺産認定地
いいやまとうろうまつり
いいやま灯籠まつりいいやま灯篭まつりは、毎年8月上旬頃に開催される、いいやまの夏の風物詩。経済産業大臣指定の伝統的工芸品「内山紙」を使用した灯篭やペットボトルによる灯りが約2万個以上、JR飯山駅より本町商店街、飯山城址、高橋まゆみ人形館のある愛宕町までを彩る。
いいやま灯篭まつりは、毎年8月上旬頃に開催される、いいやまの夏の風物詩。経済産業大臣指定の伝統的工芸品「内山紙」を使用した灯篭やペットボトルによる灯りが約2万個以上、JR飯山駅より本町商店街、飯山城址、高橋まゆみ人形館のある愛宕町までを彩る。2016年で12回目の開催を迎えた同行事は、「内山紙」と触れ合い、寺町や城下町としての風情ある「奥信濃飯山」を広く伝えることを目的に開催。回数を重ねるにつれて、単に祭り型のイベントではなく、地元の高校生が中心となって取り組み、商店街の人々がそれらをサポートするという、一体型・参加型のイベントへと成長した。開催時期が近づくとほぼ毎日、放課後から夜まで灯篭制作を行う。メイン演出のひとつである「絆プロジェクト」は、和紙に様々なメッセージを文字やイラストで描き、飾りつけを行うもの。メッセージは地元市民は勿論、広く全国から募集する。「夢や希望を形にして、想いを共有」「震災復興を応援するとともに、いいやまから連帯のメッセージを発信」「エネルギー問題や節電への関心を高める」「地域における人と人の絆を一層強める」といった、一貫したテーマのもと、灯篭が商店街を埋めつくす圧巻の迫力で夜の景観を創出している。また、オープニングイベントとして地元の子どもたちも参加するダンスイベントが行われる。法竹や二胡の演奏もあり灯篭とともに癒しの演出となっている。夜景鑑賞としての「美的価値」「癒しの価値」「オリジナリティ」はもちろん、「次世代の若者を地域連帯で育てたい」という想いが、本認定に至る大きな理由となった。