夜景遺産認定地
うえだじょうせきこうえん
上田城跡公園長野県上田市に位置。市民会館や陸上競技場等が整備された市民憩いの場や観光の拠点とされる広大な公園。日本の歴史公園100選にも選ばれている。1583年(天正)、真田幸村の父・昌幸によって築城され二度の徳川大軍を退けた歴史を持つ上田城の本丸・二の丸がシンボルとして園内中心にそびえ立つ。
長野県上田市に位置。市民会館や陸上競技場等が整備された市民憩いの場や観光の拠点とされる広大な公園。日本の歴史公園100選にも選ばれている。1583年(天正)、真田幸村の父・昌幸によって築城され二度の徳川大軍を退けた歴史を持つ上田城の本丸・二の丸がシンボルとして園内中心にそびえ立つ。数ある城郭の中で二度の実戦経験を持ち、輝かしい結果をあげた城は全国にも例がない。築城当初は「尼ヶ淵城」とも呼ばれていた。管理を行う上田市は歴史の専門家や市民で構成された「史跡上田城跡整備実施計画検討委員会」を設置すると共に、「史跡上田城跡整備基本計画」の度重なる検討を経て現在の復元へと至っている。現在は園内で四季を通じた様々なイベントが行われ、その代表格と言えるのが春に開催される「上田城千本桜まつり」と秋の「上田城けやき並木紅葉まつり」である。 2005年からは夜間のライトアップを実施。その目的としては主に4点が上げられる。(1)知名度の向上及び、観光客を増加させる事。(2)園内の滞留時間を延長させ市内での宿泊、飲食、土産等の消費促進へつなげる事。(3)民間事業者へビジネスチャンスを拡大させる事。(4)市民のふるさと意識、おもてなしの向上による観光の街としての動機付けに結びつける事。その結果、多々の観光客が訪れる観光名所として成長を遂げている。全国に数ある 季節ライトアップの中でも本認定に関しては公園名が登録されているが、それにはふたつの理由があげられた。ひとつは夜桜や紅葉ライトアップが魅せる夜間景観において、芸術性や情緒性などの美的価値が極めて高いこと。もうひとつは管理運営側が城郭のみならず公園そのものに対し、夜型観光資源として魅力創出に度重なる整備や発展努力を続けてきたことである。上田市では現在も夜型の観光視点を保持しつつ、公園を活用した集客促進活動を継続中。