夜景遺産認定地
かいそく ないとびゅーおばすて
快速 ナイトビュー姨捨
東日本旅客鉄道株式会社長野支社が運行。夜景鑑賞を目的として2012年に運行開始した長野駅〜姨捨駅間を快速列車として運行する列車。
東日本旅客鉄道株式会社長野支社が運行。夜景鑑賞を目的として2012年に運行開始した長野駅〜姨捨駅間を快速列車として運行する列車。「リゾートビューふるさと」の車両を使用し、全車指定席で運行期間中1日1往復する臨時列車である。長野駅出発後に篠ノ井駅を経由し、全国でも数少ないスイッチバック方式(列車が険しい斜面を登るために線路を鋭角的に接続したもの)の姨捨駅を目指す。姨捨駅は標高551mの山の中腹に位置し、根室本線の狩勝峠(現在は廃止)、肥薩線の矢岳越えと共に「日本三大車窓」といわれ、見下ろす善光寺平と千曲川の大パノラマが絶景として知られている。また、高知県桂浜や滋賀県石山寺(京都府東山との説もある)と並び、従来から日本三大名月の里に数えられ「お月見の名所」としても有名。同支社では、夜景を多くの観光客に楽しんでほしいとの想いから、おトクなきっぷの発売をはじめ、特製弁当 つきの旅行商品の設定を行っている。姨捨駅では地元の方による姨捨の眺望のご案内や民話の語り、お味噌汁のふるまいもあり、帰りの列車では夜景が楽しめる区間で車内照明を暗くするなど様々なサービスに取り組む。姨捨駅がある千曲市における日本夜景遺産は、「姨捨サービスエリア(自然夜景遺産)」「姨捨駅(自然夜景遺産)」の2箇所が既に認定されており、同施設において自然夜景遺産と施設型夜景遺産というふたつの組み合わせが認定された地域は全国初となる。