夜景遺産認定地
かわさきマリエン
川崎マリエン川崎港と市民の交流を深めるために生まれたコミュニティ施設として、平成4年(1992年)3月、川崎市の臨海部東扇島に開館。タワー棟10階、地上51m、360度鑑賞可能な回遊式展望室には、日本初となる案内タッチパネルや、川崎港周辺を俯瞰して理解できる直径5メートルの巨大ジオラマを展示している。
川崎港と市民の交流を深めるために生まれたコミュニティ施設として、平成4年(1992年)3月、川崎市の臨海部東扇島に開館。正式名称は「川崎市港湾振興会館」。川崎マリエンは、「親しみやすく分かりやすい愛称」として一般公募され、応募総数959点の中から“世界に拡がる海の玄関”をイメージした「マリン」と「エントランス」の造語が採用された。館内には、2005年に川崎港千鳥運河で発見された世界最大級のホオジロザメの剥製を展示。その愛称である「かわジロー」も一般公募により選ばれたもの。また、川崎マリエンと川崎港のマスコットキャラクター「川丸くん」もある。タワー棟10階、地上51m、360度鑑賞可能な回遊式展望室には、日本初となる案内タッチパネルや、川崎港周辺を俯瞰して理解できる直径5メートルの巨大ジオラマを展示している。京浜運河沿いに展開する工業地帯を眺められる施設として貴重で、眼下に広がる倉庫群、コンテナターミナルのナトリウム灯が特徴的で、艶やかなオレンジ色の明かりを楽しませてくれる。首都高速湾岸線や京浜運河の先には、東燃ゼネラル石油や昭和電工、東亜石油等のプラントが作り出す無機質な光群が展開。南西には横浜ランドマークタワー、北には東京タワーや 東京スカイツリー、お台場の観覧車や羽田空港に離着陸する飛行機も鑑賞できる。また、大型船の明かりや海ほたるやアクアラインの光が闇深い東京湾にアクセントを加え、天候に恵まれれば木更津、袖ヶ浦、君津、富津周辺を中心とした千葉県の夜景も確認できる。話題沸騰中の川崎工場夜景バスツアーでの行程としても組み込まれ(2014年7月現在)、(一社)夜景観光コンベンション・ビューローによって養成された「川崎工場夜景ナビゲーター」によるガイドも人気を博している。