夜景遺産認定地
おおたやまこうえんてんぼうだい
太田山公園展望台木更津市街の小高い山頂部に28mの高さを擁する「きみさらずタワー」を設置。日本武尊の悲恋伝説が残る地として有名。市街をはじめ、東京湾を一望できる市民憩いの場。
西の湘南平、東の太田山と称されるスポット。駐車場から階段を上がると、園内頂上には「きみさらずタワー」と命名された28メートルの無料展望台があり、駅前の商店街や住宅地を中心とした白色の灯群を堪能できる。背景には雄大な東京湾が静謐に展開。停泊するタンカーの明かりがアクセントとなり、景観に広がりと奥行きを与えている。ここには悲恋のストーリーがある。その昔、日本武尊の妃が自らの身を東京湾に捧げ、海神を慰め、尊の命を救ったという神話である。無事、東京湾を渡りきった日本武尊が、太田山の地から東京湾を眺め、妃の死を悼み、その場からいつまでも立ち去らなかったという。この出来事から「君(日本武尊)が立ち去らず→きみ、さらず→きさらづ」と、木更津という地名の語源になったと言われている。