夜景遺産認定地
あしかがフラワーパーク ふじのライトアップ
あしかがフラワーパーク 藤のライトアップ8つの花の季節をテーマに持つ、栃木県足利市にあるフラワーパーク。2011年には同施設が「日本夜景遺産」に認定され、一施設で二つのライトアップ夜景遺産の認定は全国初。関東三大イルミネーションである冬の「光の花の庭」の原点が、この藤のライトアップでもある。
8つの花の季節をテーマに持つ、栃木県足利市にあるフラワーパーク。2011年には同施設が日本夜景遺産に認定され、一施設で二つのライトアップ夜景遺産の認定は全国初。関東三大イルミネーションである冬の「光の花の庭」の原点が、この藤のライトアップでもある。藤の花は4月中旬〜5月中旬にかけ4色11種類、350本以上が段階的に咲き誇る。年間100万人を超える来園者数は、有料のフラワーパークでは全国1位。春の2ヶ月間で開催される「ふじのはな物語〜大藤まつり〜」は50万人以上の来園者を迎える。4月中旬「うすべに藤」が時期の始まり。色目の違いが美しい「むらさき藤」は野田藤を独自に仕立てる。“世界一美しい藤”と称される樹齢150年に及ぶ600畳敷の「大藤」。当時72平米ほどの藤棚が、現在は1000平米以上に広がる。世界でも珍しい野田藤系と黒龍藤の突然変異と言われる「八重黒龍の藤棚」や、長さ80mにも及ぶ世界唯一の「白藤 のトンネル」、鮮やかな黄色の「きばな藤のトンネル」も見所である。また「大長藤」「白藤の滝」や「むらさき藤のスクリーン」の他エリアも充実。2007年には大藤、八重黒龍、白藤のトンネルが県の天然記念物に指定された。夜間のライトアップは、約300基の照明によって藤の魅力を最大限に引き出す。うす紅、紫、白、黄の4色が鮮やかに色を主張し、昼間の圧倒的な存在感のイメージと大きく変わり、幻想的な広がりみせる藤の花は、独特な夜の空間を演出する。水面に映し出される藤の花は、水鏡効果によりさらに迫力が増し、見た者の心を掴んで離さない。この藤の姿を目的とした来園者も多く、園内最大の魅力といっても過言ではない。夜風に揺られる藤の花は、甘い香りを感じさせてくれる事だ ろう。