夜景遺産認定地
ひかりかがやくこおりのぼんぼりとかまくらまつり
光輝く氷のぼんぼりとかまくら祭
撮影:夜景マイスター 鈴木規章
平家の落人伝説で知られる栃木の秘湯、湯西川温泉で毎冬に催される幻想的なイベント。2009年は1月 24日〜3月 8日に開催され、16回を迎えた。メイン会場、温泉街会場、平家集落会場、沢口河川敷会場の4カ所で行われ、特に、沢口河川敷会場のミニかまくらの蝋燭の灯りは圧巻。
平家の落人伝説で知られる栃木の秘湯、湯西川温泉で毎冬に催される幻想的なイベント。毎年1月下旬から3月上旬まで開催される。メイン会場、温泉街会場、平家集落会場、沢口河川敷会場の4カ所で行われ、特に、沢口河川敷会場のミニかまくらの蝋燭の灯りは圧巻。ボランティアを募って作られる「ミニかまくら」は、発足当初は200個だったが、年々注目度を増し、現在は1500個以上となった。暗闇の深淵の中で無数の灯りが風に揺れ、河川敷を下流に向かって250mほど続く。平家の落人伝説で知られる集落のひなびたたたずまいと、可愛く、ひっそりとしたミニかまくらは見事にマッチング。独特の風情に共感するファンも多く、毎年多くの人々が訪れている。このように、雪とかまくら、そして明かりを活用したスタイルとしては、日本でも先駆け的存在で、他のかまくらを利用したあかり祭りの有効なお手本となっている。また、温泉街の活性化にも寄与するイベントとして、街の人々の心が一つになっていることも注目に値する。ミニかまくらのサイズは、30×40cm程度。中にガラスコップに包まれた蝋燭が入っている。「かまくら祭(メイン会場)」、「温泉街のミニかまくら」〔日程は期間中限定〕、沢口河川敷会場で行われる「ミニかまくら」〔日程は期間中限定〕、「平家集落会場」では、沢口会場の10分の1程度の規模でミニかまくらが並ぶ。湯西川は宇都宮から車で約2時間と栃木県の北西縁に位置。湯西川温泉はアルカリ単純泉で、民宿を含めた温泉宿が並ぶ。