夜景遺産認定地
よこてのゆきまつり
横手の雪まつり年に一度、2月15日、16日に行われる小正月行事で、全国的な知名度も高い冬の風物詩。その歴史は深く、雪を活用した夜祭りとして、およそ450年の伝統を誇る。
年に一度、2月15日、16日に行われる小正月行事で、全国的な知名度も高い冬の風物詩。その歴史は深く、雪を活用した夜祭りとして、およそ450年の伝統を誇る。元来、横手のかまくらは、中にまつられた水神様にお賽銭を供え、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願する行事として始まったもの。その後、時代の流れに沿って、「雪まつり(かまくら)」として多くの人が訪れるようになった。1936年には、ドイツの建築家ブルーノ・タウトがかまくらを見て絶賛し、著書「日本の再発見」で感動を伝えている。なお、か まくらの語源としては、「かまどの形と似ている」「鎌倉大明神を祀った」「神座(カミクラ)がかまくらになった」「鎌倉権五郎景政を祀ったという信仰」「鳥追い歌の歌詞」など諸説あり。現在では、1959年から伝わる「モデルかまくら」による製作手法で、かまくら通りを中心とした市内に100基ほどのかまくらが設置。中に子供たちが入り、「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」といいながら、甘酒やお餅を振る舞う。人々が創り出した雪かまくらにロウソクの火が灯り、月明かりが照らす夜景は、情緒を極めた日本の原風景である。別会場では地元の人や子供達の手によって作られた2,000個もの「ミニかまくら」に蝋燭が灯され幻想的な風景を演出する。