夜景遺産認定地
あおもりねぶたまつり
青森ねぶた祭毎年8月2日〜7日に開催される青森ねぶた祭は、270〜290年前(享保年間)にそのもっとも古い記録が残されている。祭りの由来にはさまざまな説があるが、通説となっているのは、七夕祭りの灯籠流しが変形した、というもの。もともと7月7日にけがれを川や海に流す禊の行事だった七夕祭りと同様に、青森ねぶた祭にも最終日の夜にねぶた人形を川や海に流すならわしがある。
青森ねぶた祭は日本を代表する火祭りのひとつ。毎年8月2日〜7日に開催され、270〜290年前(享保年間)にそのもっとも古い記録が残されている。祭りの由来にはさまざまな説があるが、通説となっているのは、七夕祭りの灯籠流しが変形した、というもの。もともと7月7日にけがれを川や海に流す禊の行事だった七夕祭りと同様に、青森ねぶた祭にも最終日の夜にねぶた人形を川や海に流すならわしがある。「ねぶた」という名称は、「眠た流し」(= 眠気を払う)ということばから採られた。人形の灯篭「ねぶた」、笛や太鼓のかなでる「ねぶた囃子」、華やかな浴衣や花笠に身を包み「ラッセ、ラッセ」の掛け声とともに踊り跳ねる「跳ね人」(はねと)、これらが渾然となって祭りの熱気をいやがおうにも高める。最終日の7日には、「ねぶた大賞」などの受賞ねぶたが船に乗せられて、青森港の海上を運行する。壮麗な打ち上げ花火の明かりに、暗い海の波間を漂うねぶたの、勇壮にして華美、重厚であり、かつはかなげなシルエットが浮かびあがる。