夜景遺産認定地
そくりょうざん
測量山室蘭市南方にある標高199mの山頂からの夜景は、室蘭市民に深く愛されている。1872年室蘭と札幌間の建設道路の「測量の起点」となったことから命名。工場、湾、橋など港の要素が凝縮し、地形的特徴が生きた光景。
室蘭市南方にある標高199 mの山頂からの夜景は、室蘭市民に深く愛されている。1872 年室蘭と札幌間の建設道路の「測量の起点」となったことから命名。工場、湾、橋など港の要素が凝縮し、地形的特徴が生きた光景。白鳥大橋や日本製鉄室蘭製鉄所など、室蘭港の夜景を鑑賞するには絶好のポイント。また、測量山以外にも白鳥大橋周辺の公園は展望台として整備され、夜景を鑑賞する環境の整備は全国屈指。他エリアの雛形的存在とも言える。車を停め、長い階段を上ると左右に分かれ、右方向にはタワー型の展望台がある。山頂部にはテレビ局の中継アンテナが設置され、6本の鉄塔を「希望の光」として夜間にライトアップ。電波塔がそれぞれ黄、緑、青に変化する様は圧巻である。大企業の合理化による人口流出が続いていた1988年11 月沈みがちな市民の心に希望の光を灯す願いを込めて、市民団体の室蘭ルネッサンスが測量山山頂の電波塔ライトアップを始めた。