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ABOUT

夜景遺産とは

GREETING FROM THE SECRETARIAT

日本夜景遺産事務局よりごあいさつ

  • 夜景で日本を元気にしましょう!

    日本各地に埋もれている美夜景の再発見&発掘、価値付与して紹介し、観光資源としての夜景の存在をアピールすることで夜間観光立国化の促進を担う日本夜景遺産活動の開始に伴い、日本夜景遺産事務局の活動はスタートしました。 発足は2004 年7 月。これまでに夜景遺産地の選定(121 箇所、2009 年10 月現在)や情報発信を行うほか、神戸や横浜、長崎といった“夜景先進自治体” での夜間観光推進コンサルティング、夜景ナビゲーター養成研修や夜景検定の実施、講演やシンポジウムなどの各種啓蒙活動、販促キャンペーン、夜景に特化したイベントプロデュース等、日本の夜間観光立国化の推進に向けて幅広い活動を行ってきました。 おかげさまで自治体、観光事業者、夜景を愛する皆様のご支援を頂いたおかげで、資金的なリソースが少なかった本事務局の運営も順調に歩んでこれました。今後は更なるステージに飛躍できるよう努めますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願い致します。
  • 長崎イメージ

日本夜景遺産事務局長の紹介


丸々もとお
日本夜景遺産事務局長

1965 年生まれ。立教大学社会学部観光学科卒。夜景評論家として著書は30 冊を越える。情報発信やコンテンツ制作などの他、民間展望台の夜景イベントや夜景レストラン、高層マンションのプロデュースから、ホテルの宿泊プランや夜景旅行ツアーの企画、アミューズメント施設、政府観光局のコンサルティングまで幅広く手がける。
2004 年日本夜景遺産事務局長に就任。以後、夜景遺産地の選定作業および情報発信、自治体や観光事業者に向けてコンサルティング、講演活動などを行う。今後は夜景評論家や夜景プロデューサーとしての活動以上に、パブリックな存在としての日本夜景遺産事務局長としての活動を積極的に行う。

ついに到来!
地方の時代

日本夜景遺産地を有する自治体や観光事業者向けに、夜間観光推進を促進するための講演やセミナー等の各種啓蒙活動をしております。大学やカルチャーセンターなど一般の方を対象とした講演も多数行っています。

知恵と専門的知識が
サービスに生きる
「そう言われても、資金がないからできない」と嘆く人もいると思いますが、それはハードに依存した施策から、頭が切り替わっていないからです。経済が成熟し、あらゆる建物や商品が当たり前にある日本にあって新しいハードは競争力を持ちにくく、知恵と専門的知識を生かしたサービスやおもてなしの心といったソフト面が大切なのです。
アクションを
起こそう!
幸いにも、私たちは過去の活動経験からソフト面における様々な情報やノウハウをもっています。啓蒙活動を行うことはもちろんですが、今後は具体的なアクションにつなげるためのサポート活動を徹底的に行っていく所存です。もう立ち止まっている猶予はありません。やるか、やらないかではなく、まずはやってみる。私たちとともに、次の一歩を踏み出してみませんか?

PLANNING BACKGROUND

企画背景

  • 北九州イメージ
  • 現在「国際観光」の日本の状況は、国民の海外旅行者と外国人の来訪者とを比べると、1:4 という極めてアンバランスな関係にあります。簡単に言うと、日本は外国人の目から見ると訪ねるに値しない国、というわけです。電線、電柱、電光掲示板、広告塔などが街の景観を乱すということがその大きな理由にされていますが、それは昼の話。夜ともなれば、それらが街を彩り、世界中で一番光り輝いている国なのです。人工衛星で観測された地球の夜間映像には、唯一日本だけ国の形がくっきり浮かび上がるほど光り輝いています。言いかえれば、日本は観光資源としての夜景の宝庫であると言えるのではないでしょうか?
    つまり夜景を観光資源とするには、土地独自の味を以下に表現するか、鑑賞環境を整えるか、という問題をクリアさせればいいと考えるのです。
    今回、日本各地にある美しい夜景を掘り起こすと同時に、そこに価値を付与し、日本全国へ、世界へとその存在をアピールする活動を通して、停滞した日本経済の活性化に役立てないものかと考えています。
    これまでの“夜景” は、若い男女の恋愛ツールとして注目されてきましたが、昨今では世代、性別、日本・海外を問わず、人を癒し、魅了してやまないアイテムとなって認識されてきています。このビジネスチャンスを逃すことなく、日本を夜景で盛り上げていこうじゃありませんか!
    本企画は、単なる一過性の美しい夜景スポットの発表ではありません。
    選定された夜景を観光対象としてさらなる成立を目指すために、今後も観光課、他団体、民間(旅行関係企業等)と共に考え進めていきたいと思っています。 夜景を主体に、日本各地が一丸となって土地の活性化を進めていけることを願ってやみません。

ABOUT NIGHT VIEW INHERITANCE

夜景遺産について

  • ある歴史家が「人と人の関係こそが、文化の本質であって、芸能や芸術、文学や映像などは、そこから滴り落ちたものにすぎない」という言葉を残しました。つまり文化というものは地域と切り離すことができず、固有性のみによって説明することができるものであるということです。 日本は他国に比べて夜に関する文化を古くから持っている国です。たとえば、文学や建築によって現代に残されています。そして前述のことを合わせてみても、現在では夜景は文化といってもはばからないほど、鑑賞する資源も鑑賞する人々も成熟している状態です。 この夜景をもって、これまで「観光するに値しない国」と思われた日本の観光イメージの変革をもたらし、事実上イン・バウンドツーリズムを増加させていく手助けをしたいと私は考えています。 資源に乏しい日本のこれからの発展を考えるには、外資流入を考えざるを得ませんからね。 具体的に言えば、観光資源としての日本各地の埋もれたままになっている夜景の発掘、発表、価値付与、そして日本各地で“観光夜景” 運動のウェーブを起こしていくための仕事を創造していきたいと思っているのです。 また、日本国内においては、癒しとしての夜景の価値をさまざまな手法により、伝達し、利用を促したいと思っています。というのも、人々はさまざまな「絆(自分の心とカラダの絆、家族との絆、友人・知人との絆など)」の解体の危機に瀕しています。個人化はさらなる分化を促し、アイデンティティをも揺らがせているほど。 つまり絆を夜景の癒しの効果を使って、修復できないものかと考えているのです。 しかしこの夜景を主体にした仕事のあり方は、じつに新しいものであり、まだまだ一般認知されていない面もあると思います。私自身の経験から言っても、夜景の価値を伝えて行くには、第一に夜景に対する情熱を持っているということが必須条件になると思います。そして抱いている夜景の仕事をなしえるためには、多くの夜景を愛する方々の協力をも仰ぐことになるかもしれません。 そこでまずは、いまある夜景資源を確認する作業をしようと、この企画を実行することに致しました。 夜景の活用が、地元復興を望む方々、夜景を使って絆を取り戻したい方々の一助になることを願ってやみません。
  • 札幌イメージ

PLANNING BACKGROUND

夜景を守るために

  • 北九州イメージ
  • 足下を照らし出す意識が重要

    日本にはあまたの夜景地(夜景鑑賞地)が存在し、それらの情報は、あらゆるメディアかで見られるようになりました。現在では、書店で売られる情報誌だけでなく、インターネットを通しても多々の情報が紹介されています。夜景情報サイトは無数に存在しており、その数も膨大です。10数年前は、たった1冊のみの夜景ガイドが存在するといった状況だった訳ですから、驚くほどの進展です。
    情報量にこだわったサイト、夜景に対して特別な思い入れがあるサイト、夜景の写真に徹底的にこだわったサイトなど内容もさまざまですが、どのサイトも趣味の延長線上として個別に運営されているため、共通の明確な基準は存在していません。といって、美しさの共通認識を計ろうとするのではありません。必要なのは、安全性の基準です。それをクリアした、夜景地情報であることが、何よりも求められているわけなのです。ネットは影響力が強い分、この共通認識を設けたいものです。
    夜景に対して興味を抱くことはとても良い面もありますが、その反面で夜景鑑賞する方々の鑑賞マナーの問題もあります。立ち入り禁止区域に入って鑑賞する人、大声で騒ぎながら楽しもうとする人、ゴミを残して帰る人、煙草を火のついたまま投げ捨てる人…。実に嘆かわしいことですが、これらの行為の数々により、実際、多くの良質の夜景地が失われつつあることも事実なのです。「多くの人の亡くなった土地をいつまでも忘れず、その歴史、痛みを人々の記憶に残そうと、慰安のためにライトアップを開始しました。思惑通り大勢の人々がこの地にやってきます。しかし鑑賞マナーを守らない人々によって、近隣の住民のみなさんから、お叱りを受ける場合もあるんです」。「展望台の風紀のためにゴミ箱をあえて設置していないのですが、ゴミを持ち帰らず汚くなるばかりです。いよいよ、週末は展望台への道路を閉鎖することを決断しました」。
    このままでは、日本中から夜景を楽しめる場所が失われてゆくのでは、と大きな危機感を感じています。
  • 夜景産地に求められること

    灯りは、美しいものです。そして寄り集まった光群がさらに大きな癒しを生み、人々を魅了し続けるのです。夜景を文化として、観光資源として愛でるには、その地域の人だけでなく、訪れる人の両方の努力があって成立するという意識を持つということが、とても大切です。今回、「日本夜景遺産」を選定することで、全国の夜景情報へ一定の基準を与えつつ、それにより鑑賞マナーの改善も含めて、地域の人々、訪れて楽しむ人、情報を紹介する人の三者の意識がより高められることを願ってやみません。
    夜景の美しさとは、実に主観的なものです。ですから、その景観的特徴だけでは“眺めるべきもの”として成立もしません。そこで、「日本夜景遺産の選定基準」に準ずることは言うまでもありませんが、夜景遺産とするにとりわけ重要となるポイントは、選定基準の5~8となります。さらに今後、国内外から多くの観光客を呼べる観光資源「日本夜景遺産」とするためには、照明、駐車場、トイレ、アクセス、ファザード等の整備状況の改善が求められることになるでしょう。
    『夜景マナー改善運動実施中!!』 当サイトと夜景評論家丸々もとおは、夜景マナー改善運動を実施中です。無断駐車、ゴミ捨て、騒音などは近隣の方々の迷惑です。ルールを守って正しく鑑賞しましょう。
  • 札幌イメージ

CHARM OF NIGHT VIEW RESOURCES

夜景資源の魅力

多くの旅行者を動かしうる「夜景」は、夜の観光資源として期待され、観光地のリニューアルも含め、観光資源として利用する事例が増加しています。これら日本の夜景資源を力強く訴求するために、「日本夜景遺産プロジェクト」が役に立つと考えています。
全国的な知名度は低いものの、
非常に魅力的な観光資源はあります。

「日本三大夜景」に関わらず、日本には鑑賞に値する魅力的な夜景が多数存在します。しかし、知名度は低く、地元以外の人々にはあまり知られていません。

夜景鑑賞は、他国に類を見ない
日本オリジナルの鑑賞文化です。
夜をテーマに詩を詠む、月を鑑賞するための建築を創造する、世界で夜祭りが一番多い国…日本人にとって、夜景は特別な鑑賞対象と言えます。夜景鑑賞は日本人の身近な生活文化のひとつであり、現在でも多くの人々が夜景スポットへ訪れています。他国にはない最も特徴的なスタイルです。
世代、性別を問わず、人を惹きつける
魅力があります。
夜景への価値観の高まりは年々上昇しています。趣味で夜景を撮影する人も増え年齢層も10代~90代、男女ともほぼ同バランスの人気を保っています。
全ての人に、癒し、勇気、
元気を与える、それが夜景。

夜景は恋愛の対象として広くイメージされてきましたが、昨今、「夜景」は「自らの癒し」「他との絆の回復」などを目的として利用されるようになってきました。また同時に、ハンディキャップをお持ちの方々にも、「元気や勇気が沸く」対象として注目されています。

夜景はその土地の文化、歴史、
伝統などの魅力に溢れています。
街の明かりだけでなく、夜祭り、送り火なども魅力的な夜景。その明かりに内在する文化、歴史、伝統の魅力も多くの人々を惹きつけます。
地元回帰のコンテンツ
となりえます。
が街の夜景を眺めることで、地元に対する理解が高められる、地元への愛情が深められるとして、大きな魅力を抱いています。